COVID-19感染症の流行を契機として、オンライン診療の需要が急速に高まった。オンライン診療における医療の質を向上させる取り組みとして、Mixed Realityを用いたNURAS(Nagasaki University Rheumatoid Arthritis remote medical System)を開発した。患者が専門医にアクセスすることが困難な地域である離島・へき地が多い長崎県における専門医過疎の解決を目指す遠隔医療のあるべき姿を紹介する。
専門分野はリウマチ・膠原病内科学・地域医療学です。長崎県離島における専門医過疎を解決するためにマイクロソフトのMR技術を活用した遠隔医療システムを開発しました。また、VRを活用した医療教育も行っています。
福岡市出身。2008年に長崎大学医学部を卒業し、内科医師として佐世保市総合医療センター等で勤務したのち、2018年10月より現職。長崎県五島列島福江島に常駐し、五島中央病院通院中の患者を対象にNURASによる遠隔医療を長崎大学病院の川尻医師とともに行っている。医学博士、総合内科専門医、糖尿病専門医、リウマチ専門医。
ハドソン中央研究所でゲームのベースシステム開発を経験しMicrosoftに転職。Xbox初期メンバーとして技術支援やSDK開発に携わり、現在はMicrosoftの先端テクノロジーを活かす研究や教育活動を行う。上智大学非常勤講師。医学博士。